基本
囲い
★天野矢倉(あまのやぐら)
「天野矢倉」または「片矢倉」ともいわれます。
「矢倉囲い」の二段目(八段目)の玉と金がそれぞれ1マスずつ右にずれた囲いです。
4九の地点をカバーしているので、角交換に強い形になっています。
3八金型の通常の「矢倉囲い」に比べて、3八玉型は8筋がかなり弱くなっています。
また、3九の地点も大きな弱点で、下段飛車を打たれた時には特に注意が必要です。
▶囲いの手順
高大住囲い基本形の図から▲2八銀、▲3七銀
※手順は、どの囲いも相手の手順を無視していますのでご承知ください。
▶必要な手数
→13~14手
▶急戦or持久戦
→持久戦戦に対応
▶長所
①タテからの攻めに強い
②「高大住囲い」から2手で組み換えができる
▶短所
①ヨコからの攻めに弱い。特に下段飛車からの3九の地点が弱点
②2筋の攻めに弱い
③端攻めに弱い