基本
はじめに
▶はじめに
ゲームから将棋を始めた人は、ルールやマナーを意識する場面は少ないと思います。
しかし昨今では、ネット対戦でのマナー問題について良くない噂をたびたび耳にします。
ネットがなく将棋盤を挟んで対面していた時代には、将棋は囲碁と並び「棋道」と呼ばれ、精神性を養うための芸事として親しまれてきました。
わたしたちも、しっかりルールを学んで、作法を身につけましょう。
- Contents
- ★将棋盤と駒
- ★駒の並べ方
- ★作法と振り駒
- ★図面の読み方
- ★駒の動かし方
- ★駒の交換と駒の価値
- ★王手と詰みと詰めろ
- ★反則(禁じ手)
戦法
▶戦法とは
戦法は大きく分けて二つに分類されています。
①飛車を最初から「居る」位置のまま、▲2六歩~▲2五歩と進めてタテに使う「居飛車」
②飛車を2~5筋に移動させてヨコに振る「振り飛車」の二つです。
飛車は攻撃の要駒になります。まずは、飛車を使った攻撃陣の整え方を「戦法」の章で学んでいただきます。ここでは初心者が将棋を始めるためのハードルを下げるため、覚える定跡を厳選して「振り飛車」に絞って解説していきます。
▶序盤ってなに?
初心者は初手から何を指していいかわからないことでしょう。
そこではじめに「自軍の攻撃陣と守備陣を整えること」から始めます。この段階を序盤と呼んでいます。
また、なぜ序盤が大切かについて少し触れます。よく将棋中継で「作戦勝ち」という言葉が使われます。
それは、序盤の段階で、どちらかがうまく指しリードを得た状態を言います。相手の「作戦勝ち」のまま、リードを許し勝ち切られるなんてことはざらにあります。
そうならないために、序盤の戦法を学んでいきたいと思います。
▶振り飛車編
- Contents
- (1)四間飛車
- ★ノーマル四間飛車
- ★角交換型四間飛車
- ★耀龍四間飛車
- 藤井システム
- 立石流四間飛車
- (2)三間飛車
- ★ノーマル三間飛車
- ★石田流
- ★コーヤン流三間飛車【田中功XP】
- 真部流
- ★トマホーク
- (3)中飛車
- ★ノーマル中飛車
- ★角交換型中飛車【先手中飛車】
- ★ゴキゲン中飛車
- ★中飛車左穴熊
- (4)向かい飛車
- ★ノーマル向かい飛車
- ★ダイレクト向かい飛車
- 坂田流向かい飛車
- (5)端飛車
- ★地下鉄飛車
▶居飛車編
- Contents
- ★(1)▲5七銀左急戦
- 棒銀戦法
- 斜め棒銀
- ▲4五歩早仕掛け
- 山田定跡
- 鷺宮定跡
囲い
▶囲いとは
「玉の守りは金銀三枚」という格言があります。そのセオリーを守って駒組したものを囲いと言います。 さきほど「戦法」の章では主に、攻撃陣の整え方について学んでいただきました。つぎは「囲い」の章で、守備陣の整え方について学んでいきたいと思います。
▶振り飛車編
▶居飛車編
- Contents
- ★舟囲い
手筋
▶手筋とは
手筋とは、格ゲーの必殺技コマンドに似ています。上手く攻撃や守備につなげるコンボ技のようなもの。同じようにして将棋の手筋には「攻めの手筋」「受けの手筋」「寄せの手筋」など様々あります。手筋を覚えることで、優位な局面を築くことが目標です。まずは、定番の手筋に絞って学んでいきたいと思います。
詰将棋
▶詰将棋とは
将棋のルールを用いたパズルになります 。王手の連続で相手玉を詰ますゲームと言われています。 通常の指し将棋も「相手玉を詰ますゲーム」であることは同じなのですが、決定的に違うのは「王手の連続で」という点です。詰将棋を解くことで、玉将の詰ませ方を学んでください。