基本
戦法
★中飛車左穴熊
▶特徴
浮き車型の中飛車に組み、スペースが広いことを利用してのびのびと左側に「穴熊」に囲うことができます。
浮き飛車にすることで、相手(振り飛車)の飛車先が伸びることをけん制しています。対振り飛車戦で「穴熊」に組みたいときに採用されます。
「ゴキゲン中飛車」のような通常の中飛車では、盤面の右側に「美濃囲い」などの囲いを組むのが一般的ですが、「中飛車左穴熊」では左側に「穴熊」を組みます。
▶手順
ゴキゲン中飛車の図から△６八玉、△５六飛、△７八玉、△８八玉、△９八香、△９九玉、△８八銀
※手順は、どの戦法も相手の手順を無視していますのでご承知ください。
▶基本の囲い
→穴熊
▶角交換
→交換しない
▶手番
→後手番
▶長所
①５筋の位を主張した戦いができる
②対振り飛車戦で「穴熊」の固さを主張した戦いができる
▶短所
①駒が左辺に集中しているため、角交換した際は角打ちの傷がある
②浮き飛車のため標的にされやすい
③攻め駒が少ない
