基本
戦法
★ゴキゲン中飛車
▶特徴
近藤正和プロ考案。角道を止めない後手番の中飛車。従来の角道を止める振り飛車に比べて積極的に攻勢をとることが出来る。後手番の戦法であるが、先手番でも応用出来る。
なぜ「ゴキゲン中飛車」と呼ぶのかについては、本戦法の流行を生み出した近藤正和プロの「これならゴキゲンでしょう」という口癖からそう呼ばれるようになったようです。
また、「手が広い局面で勘を頼りに、臨機応変に指していこう」という棋力が問われる戦い方をしたいという方針から指されています。
▶手順
△７六歩、△５六歩、△５八飛、△５五歩、△７七角、△６八銀、△５八銀
※手順は、どの戦法も相手の手順を無視していますのでご承知ください。
▶基本の囲い
→片美濃囲い→高美濃囲い
▶角交換
→自分からする場合もあれば、相手が角交換してくる場合もある
▶手番
→後手番
▶長所
①角交換を挑む形となるため、居飛車側が「穴熊」にしづらい
②５筋の位を主張した戦いができる
▶短所
①「角交換に５筋はつくな」の格言があるように角打ちの傷になりやすい
②中央の飛車が邪魔になり、「美濃囲い」にしづらい
