基本
囲い
★高大住囲い(たかおおすみかこい)
「大住囲い」の金将の上にもう1枚金将を重ねて囲いを縦に伸長した形を「高大住囲い」と言います。
「大住囲い」⇒「金無双」⇒「高大住囲い」にすることが多いです。
「高大住囲い」は上部や中央に厚く、桂馬を活用しやすい形でバランスも良い囲いです。
また、「二枚金穴熊」や「天野矢倉」などへの組み換えが可能であり、進展性が高い囲いです。
「高大住囲い」は玉将付近の歩兵を突くことで囲いが上部に広くなり、ヨコからの攻めに対して玉将の安全性を高める効果がある。
▶囲いの手順
変化①金無双【▲2八銀留保型】
大住囲いの図から▲5三金左
※手順は、どの囲いも相手の手順を無視していますのでご承知ください。
変化②高大住囲い【基本形】
変化①金無双の図から▲4六歩、▲3六歩、▲4七金、▲1六歩
▶必要な手数
→11~12手
▶急戦or持久戦
→持久戦に対応
▶長所
①「天野矢倉」に組み替えるなど進展性がある
②ヨコからの攻めに強い
③▲3七桂と跳ねると攻めに使うこともでき、攻撃のバリエーションが増える
▶短所
①タテからの攻めに弱い
②端攻めに弱い